水巻町歴史資料館
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古代の土器づくり
夏休み期間中の講座で弥生時代前期の遠賀川式土器壺をモデルにして土器づくりに挑戦しました。1回目は7月13日に土器の形成を行いました。なるべく当時の人々の作り方を再現するため、材料や方法などにこだわりました。粘土は市販のテラコッタ粘土2キロに対してに川砂1キロを混ぜました。砂を混ぜるのは割れにくいようにするためです。 粘土ひもを積み上げるのですが、曲線なのでなかなか難しくて上にいくにしたがって重みでひろがっていきます。それでもなんとか口のところまで完成させていきました。そのあと貝殻やヘラで文様をつけて完成しました。2回目は8月10日に野焼きをしました。遺跡などで、赤く焼けた土に藁がついたものと焼け損じた土器が一緒にみつかっていることや民俗例を参考に泥をこね藁で覆った窯をつくる方法で焼きました。以下製作過程をまとめてみました。

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 粘土の円盤(直径7センチ、厚さ2センチ)の上にひも状の粘土を積み上げる。ひもは太さで3センチ、長さ30センチぐらい。

 

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 ひも状の粘土をさらに積み上げていく。

粘土のつぎめが残らないように道具で表面をきれいにととのえる。  竹ヘラや貝殻を使って文様をいれる。
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 窯の壁に使う泥(軽トラックの荷台半分ぐらい)をこねる。水を混ぜながら耳たぶぐらいの柔らかさになるように。  土台となる木(長さ50センチ、直径10センチぐらい)を1メートル四方に置き、薪や木炭(12キログラム)を敷く。  さらにわらを敷く
 

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 土器を置いて、周りをわらで覆いかくす。  わらの上から泥をぬる。厚さ5センチぐらい。  窯のできあがり。直径1メートル高さ1メートルぐらい。
 

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 窯に火を点火。  6時間ぐらい後で全体に火がまわり途中の穴から炎が出てくる。  約16時間後、自然に火が消える。
 

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 窯の中から褐色になった土器を取り出すが、中はまだ熱い。ほとんどが割れずにできました。

 作品とともに記念撮影。

猛暑の中お疲れ様でした。

 
今回の参加者は大人と子供を合わせて15人。「形をつくるのが難しかった反面、泥を塗るところや火おこしが楽しい」といった感想がありました。いろいろと苦労しましたが、褐色にできあがった作品をみて感動したのではないかと思います。
2013年08月14日 15時26分
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