収蔵庫情報

炭鉱就労者の像(タンコウシュウロウシャノゾウ)
この像は、戦時中に軍需生産美術推進隊(※)の一員であった圓鍔勝三により作られた。当初は日本炭礦第二礦坑口付近(現中央)にあったが、閉山後旧日本炭礦本事務所跡に移設されていた。平成16年(2004)8月、町へ寄贈されたのを機に、かつて日本炭礦第二礦を見下ろす図書館の駐車場に移設した。さらに平成17年(2005)町指定文化財とし保存することになった。※軍需生産美術推進隊 太平洋戦争中に全国の炭鉱の生産向上をめざす国家政策の一環で発足した。この推進隊は画家や彫刻家をはじめとした美術家により組織され、全国各地の主要炭鉱に派遣されシンボル像(北海道三体、福島県二体、新潟県一体が現存)をつくっていった。圓鍔勝三(1905~2003)広島県出身。1932年日本美術学校(現東京芸術大学)卒業。1970年日本芸術院会員。1978年 多摩美術大学名誉教授。1988年文化勲章受賞。
法量 | |
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数量 | 1 |
採集地・出土地・所在地 | 古賀3丁目18 |
年代 | 昭和(戦前) |
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